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まとめ

親子法案について、「すまいる親の会」の意見を述べてきました。まとめ

【まとめ】

 以上が告知以降の2年半程の間にイチカと交わした会話の一部です。

とはいっても、全てのAIDに関する会話の半分以上を締めていると思います。

それほど、日常的にはAIDの事を忘れて娘たちは生活しています。

 

 会話を時系列に並べましたが、AIDについて感じる事が色々ありつつも、最近は特に長女の中でAIDが感謝と愛の感情で包まれてきているのを、長女との会話の様子からも感じます。

 

 親の私がドナーさんに感謝しているという事実が長女にとってはとても嬉しいようです。

 長女にとってもドナーさんは父親ではないけどちょっと特別な存在なのだと思います。

(娘は同年代の女の子と比べても繊細で深く考える部分があり、且つ喜怒哀楽をストレートに感情表現する性格です)

 

 告知してからの日々は、親がドナーに対して感謝をしてAIDを肯定的に捉えている場合、それが子供たちにも伝わり、子供たちもAIDを肯定的に捉えていくのだな、と学ぶ日々でした。

 

 そういう意味で、卵子提供や精子提供においては、親になる人へのカウンセリングが必須だと感じます。精子提供や卵子提供を肯定的に捉えていない場合は、子供の福祉の為に治療は踏みとどまったほうが良いと感じるからです。

 

 日本の中でカウンセリングなど制度を整えた上での治療が可能になること・ドナーの法的立場や出自を知る権利などの法整備がなされることの2点が整えば、精子提供や卵子提供は一つの家族の形として十分に機能すると当事者として考えています。

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